林住期の生き方

アクセスカウンタ

zoom RSS お釈迦様の生涯( 生誕〜出家〜成道〜説法〜入滅 )

<<   作成日時 : 2017/02/15 12:10   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 157 / トラックバック 0 / コメント 12

22年前の7月にインド仏跡地を一人で巡礼した事を昨日の如く鮮明に覚えています。お釈迦様の生誕地はインドとネパールの国境近くに有るルンビーニです。インド人のガイドにパスポートを見せて、片言の英語でネパールのビザを取得していないので大丈夫かと聞いた。ノープロブレムと返事が返って来た。国境に着いて検問所の警備の人に自動車の停止を命じられる。ガイドは車を降りて交渉している。5分位して、警備員から私の国籍と旅行の目的と職業を聞かれる。Japanese Buddhist 、go to Lumbini、Chemical Engineer、と答えてパスポートを見せた。中々OKが出ない15分位たちガイドが通行料に上乗せしてお金を支払いやっとOKが出た。粘って交渉してくれたお陰で、ビザ無しにてネパールに入国出来たのに安堵しました。

検問所からは車で30分位でお釈迦様の生誕地であるルンビーニに着きました。釈迦誕生の石仏があるマーヤー堂の近くで車を降りる。沐浴したと伝えられている池と大きな菩提樹がありました。四国八十八ヶ所のご朱印のある浄衣を身に付け数珠を手にお堂の中に入りました。お堂の中にある釈迦誕生仏の石碑前でインド仏跡地の巡礼に無事に来られた事と、尊い教えに感謝の気持でお祈りしました。そして浄衣を石碑に掛けてガイドに記念写真を撮ってもらう。

画像
釈迦誕生仏の石碑前で御祈りを捧げる。

『 生誕 』お釈迦様は約2,500年前に古代インドの釈迦族の浄飯王と摩耶夫人との間に王子として生まれました。摩耶夫人は白象が体内に入る夢を見て懐妊したと伝えられています。出産のために実家のコーリヤ国へ向かう途中、四月八日にルンビーニ園で、アショーカの木の枝へ右手を差し伸べた時に右脇から降誕したとの伝承です。

生まれた時、東西南北へそれぞれ七歩あゆみ『 天上天下唯我独尊 』と宣言する。その意味は『自分はこの世で誰も変わる事ができない、唯一の人間として生まれており、この命のまま尊い 』です。自己を冷徹に見つめて真の自分に目覚める事を促しています。名前はシッダールタ( 意味:目的を達成する人 )と付けられました。

王子の誕生で国中がお祝いムードになりました。アシタ仙人は生誕後まもない釈尊を見て、仏の三十二相と八十吉相を備えている言う。世界を統率する転輪聖王になるか、偉大な悟りを開く仏陀となる相が出ていると宣言する。しかし生後七日にして生母の摩耶夫人がこの世を去る。

『 出家 』王子として何不自由なく幸せに暮らしていました。ある日、東の門から出ると老人に出会い、南の門から出ると病人に出会い、西の門から出ると死人に出会い、この世に生を受けた者はいつかはあの様な姿になると憂いる。北の門から出ると修行僧が座って瞑想しているのを見て、出家を決意する。

『 成道 』一人宮殿を後にして苦行の遍歴を始める。出家したシッダルタは托鉢乞食をしながら過酷な修行を続け、骨と皮だけの悲惨な身体になっても悟りを得ることは出来なかった。このまま厳しい修行をしても目指す境地へ達しない事に思い至り、スジャータの捧げる乳粥を食する。

菩提樹の下に静かに座り深い瞑想に入る。煩悩と言う悪魔の軍勢『 愛と憎しみ・怒り・別離・飢え・嫌悪・飢渇・妄執・怠惰・睡魔・恐怖・疑惑・虚勢・強情・驕慢・食欲・性欲・金銭欲・名誉欲・老・病・死 』との戦いを智慧の力で制して悟りの境地に達する。そして無明から始まる十二縁起の法則や四諦八正道などを解明し、この世の苦しみから解脱して仏陀と成りました。

『 説法 』北インド各地を巡って修行僧や在家の一般人へ対機説法にて布教の行脚を45年間続ける。この世の苦しみから救うのは自分自身であり、真実の自己に目覚めよと言っています。快楽や苦行のどちらにも偏らない中道を歩み、戒律を守り瞑想して智慧を得れば解脱出来ると教えています。

『 入滅 』80歳になり体力も衰え最期の時を迎える。従者のアーナンダと共にクシナガラに来て沙羅双樹の下で頭を北に向けて静かに横たわる。涅槃に入り、この世に生を受けた身体は滅するが、仏陀の説いた真理の法は永遠である。沙羅双樹が時ならぬ花をつけ、天から曼陀羅華が降り注いだと言われている。

お釈迦様の入滅の時の最後の言葉は『 自灯明・法灯明 』で自己を寄り処とし、仏法を道標とする様に言い遺しています。諸々の事象は過ぎ去るものである、たゆまず、怠らず、信じた道を、ただひたすら修行する事。

画像
釈迦涅槃像前で御祈りを捧げる。

前日の夜は涅槃堂のあるクシナガラに近いホテルに宿泊しました。砂ぼこりと暑さで私はかなり疲れています。ガイドは元気そうです。翌日は涼しい早朝に出発する事にしました。インドの7月は1番暑い季節で物凄い暑さです。日中は40度を越えておりその暑さは想像を遥かに超えております。私の左手の腕は太陽の熱線で赤く腫れており火傷を負っています。

3日目は仏陀の入滅地に向いまし た。7時頃の早く出発する。車で移動中に頭上に農作物を入れた竹籠を乗せ、サリーを着た女性が歩いているのを時々見かけます。インド女性の着るサリーは、1枚( 巾1m × 長さ8m位 ) の長い布地です。これを身体に巻いており、伝統的な民俗衣装で優雅な美しさがあります。私の娘のお土産に1枚買いました。男性の服装はドーティと言う名前で、白い木綿の1枚布を腰の所に巻きつけて着ます。どちらも風通しが良くて涼しそうです。

早朝にホテルを出発したので、早い時間に白いドーム型の涅槃堂に到着しました。入口で浄衣を着て数珠を手に持ち中に入りました。照明は無く天窓の明かり取りだけです。数人の修行僧がいました。

写真を見て貰えば分かる様に巨大な涅槃像です。頭を北向きに右側を下にし両足を揃えて横になっているお姿です。サドゥー( 修行僧 )が着る黄色い衣を掛けてあります。出家してサドゥーになればインドでは、法律上は死者として見なされ自身の葬儀を行う人もいます。日本の密教でも加行や得度し灌頂 ( 白装束をし目隠しで曼荼羅の上に花を投げて御本尊を決める ) を受けて正式な僧侶になれば建前上は1度死んだ事になります。

涅槃像のそばにミャンマーの修行僧がいました。挨拶をしてから在家勤行次第のお経を唱えさせて頂きました。途中から涙がポロポロと流れて来て声に成りませんでした。( この時の感激は言葉では表せません ) 写真はインド人のガイドに撮ってもらう。仏足の紋様を写し取った半紙を現地で購入する。

お祈りが終わり修行僧にお礼を言って涅槃堂を後にしました。仏陀の入滅地のクシナガラには、タイやミャンマーの仏教国が建てた寺院があります。

いつも気持玉を頂き有難うございます。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 157
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた
面白い

コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは

インドは特別でしょうね
上座部仏教の
東南アジアを訪れると
仏教の在り方を
考え直す良い期間ですね
無門
2017/02/16 16:26
いつもご訪問いただきありがとうございます。
インド・・・一度は行ってみたいところですが、当面は行けそうにありません。仕方がないので、今日は5歳の娘と一緒にインド料理屋に行ってチキンカレーを食べてきました。
出されたスープをとても辛いと言いながら飲み干した娘の姿が印象的でした。
SHO
2017/02/16 21:32
無門さんへ コメント有難うございます。

インドはお釈迦様の誕生した仏教の発祥地で、22年前に3回訪問しています。初回は仏跡地を巡礼しました。東南アジアの国々では上座部仏教が盛んで、黄褐色の袈裟を着て托鉢も日常的に行う質素な生活です。おっしゃる様に原始仏教と比較すると、日本の大乗仏教とは信仰形態や教義にも大きな差異があります。
華の熟年
2017/02/17 10:41
お釈迦様誕生の地、そして、
入滅の地にも行かれてるんですね。
非常に珍しい旅行体験記なので、
興味深く読ませて戴きました。
華の熟年さんの深く感動された様子が、
伝わって来るような気がします。
yasuhiko
2017/02/17 11:00
SHOさんへ コメント有難うございます。

インド料理をお嬢さんと食べに行かれ、楽しいひと時を過ごされた様ですね。日本でもインド料理店が各地にあり、チキンカレーも美味しいと思います。

インド旅行の時にガイドから『 ナン・チャパティ 』にカレーを付けて右手の素手で食べるのがマナーと言われました。日本から持って行った箸で食べると珍しそうに見ていましたよ。
華の熟年
2017/02/17 11:03
yasuhikoさんへ コメント有難うございます。

インド仏跡地の旅行記は当ブログに既に掲載しています。お釈迦様の生涯を投稿するので写真付きで旅行の一部を再掲載させて頂きました。西国や四国も満願してから、永年の夢であったインドの仏跡地の巡礼が実現できて嬉しかったです。
華の熟年
2017/02/17 11:28
再びお邪魔します。なるほど、
仏跡を訪ねてのインド旅行記は、
10回に亘りブログに掲載されてたんですね。
「聖地巡礼」のブログテーマから辿って、
記事の幾つかを拝読する事が出来ました。
yasuhiko
2017/02/17 15:29
華の熟年さんにとっては「聖地」そのものなのでしょうね。お釈迦様はあまりに偉大な人間だったので、ちょうどキリストが処女受胎によって生まれたと伝えられるのと同じく、母親の右脇から誕生した、などという話がのちの人間によって創作されて伝わったのでしょうね。私はもっと人間的な部分でお釈迦さまに惹かれます。自分が産まれた直後に母親がなくなってしまったという現実は、きっと彼の苦悩の一つでもあったことでしょうし、生老病死という事実を見つめる必然が周りにはあったのではないか?苦悶の末の大悟だったのではないかと想像するのです。
バラナシまでは私も行きましたが、ルンビニーまでいらしたのは感動だったことでしょう。
arara
2017/02/19 05:43
yasuhikoさん こんにちは。

インド旅行記は聖地巡礼のテーマに入っています。辿って読んで頂けた様ですね。
華の熟年
2017/02/19 10:54
araraさんへ コメント有難うございます。

インドの仏跡地は仏教徒にとって聖地です。キリスト教徒やイスラム教徒にとってエルサレムも聖地だと思います。おっしゃる様に偉大な聖者はその生涯において興味深い伝承が沢山ありますね。お釈迦様は生老病死と言う根源的な苦悩を乗り越えて悟りを開きました。

バラナシーへ行かれた事がある様ですね。小生もバラナシーのガンジス川で沐浴してからゴールデンテンプルへお参りし、ヒンズー教の御神体にも拝礼した当時の事を懐かしく思い出します。
華の熟年
2017/02/19 10:56
お邪魔しています。

お釈迦様誕生から、入滅に到るまでの
御話 興味深く拝見させて頂きました。

欲や煩悩を切り離して無の境地に迄
達せられる過程が凄すぎて。。。

華の熟年さん自身が真近でお釈迦様誕生
の地を旅された感動が文面からも良く
伝わって来ましたよ(o^∀^o)
麗菜
2017/02/21 17:37
麗菜さんへ コメント有難うございます。

お釈迦様の生涯とインド仏跡地巡礼の一部を掲載させて頂きました。この世に人間として生まれた意味を知り、如何に生きるべきかを深く考えると、宗教心に到達すると思います。その解答を求めてインドにも行き、現在も神仏霊場の参拝を続けています。
華の熟年
2017/02/21 22:03

コメントする help

ニックネーム
本 文
お釈迦様の生涯( 生誕〜出家〜成道〜説法〜入滅 ) 林住期の生き方/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる