三月三日は桃の節句です。

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木目込みの雛人形( 親王飾り )は、4月から小学一年生の孫娘の家で飾っています。小さい女の子がいるお家では雛人形を飾っているでしょうね。平安時代の十二単の着物はたいへん素晴らしく綺麗です。

枕草子 一段目

春は曙(あけぼの)。やうやう白くなりゆく山際(やまぎわ)、すこしあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。

夏は夜。月の頃はさらなり、闇もなほ、螢(ほたる)飛びちがひたる。雨など降るも、をかし。

秋は夕暮(ゆうぐれ)。夕日のさして山端(やまぎわ)いと近くなりたるに、烏(からす)の寝所(ねどころ)へ行くとて、三つ四つ二つなど、飛び行くさへあはれなり。まして雁(かり)などのつらねたるが、いと小さく見ゆる、いとをかし。日入(ひい)りはてて、風の音(おと)、蟲の音(ね)など。(いとあはれなり。)

冬はつとめて。雪の降りたるは、いふべきにもあらず。霜などのいと白きも、またさらでも いと寒きに、火など急ぎおこして、炭(すみ)持てわたるも、いとつきづきし。昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、炭櫃(すびつ)・火桶(ひおけ)の火も、白き灰がちになりぬるは わろし。


平安時代の有名な女流作家で「 清少納言 」の随筆、春夏秋冬の一段目の前文は少し覚えています。全文は大変長いので詳しく読んだ事はありません。

三段目にある三月三日の原文をご紹介すると『 三月三日、うらうらとのどかに照りたる。桃の花の今咲きはじむる。柳など、いとをかしきこそ更なれ。それもまだ、まゆにこもりたるこそをかしけれ。廣ごりたるはにくし。花も散りたる後はうたてぞ見ゆる。おもしろく咲きたる櫻を長く折りて、大なる花瓶にさしたるこそをかしけれ。櫻の直衣に、出袿して、客人にもあれ、御兄の公達にもあれ、そこ近くゐて物などうちいひたる、いとをかし。そのわたりに、鳥蟲のひたひつきいと美しうて飛びありく、いとをかし。』

現代文の訳『 のどかに日差しが照って、桃の花が咲き始め、柳は繭に籠った様で趣がある。美しく咲いた桜を長く枝を折って花瓶に挿してあるのは実に素晴らしい。桜の直衣を着てお客様やご兄弟の方々であっても、桜の生けた花瓶の近くに座って、会話している光景はたいへん素晴らしい。』

この文章は春になり花々が咲き始める様子を、優美な古典の文体で表現していますね。その時代の源氏物語・徒然草・方丈記なども大自然や四季の移り変わりの無常観を、素晴らしい文章で書いてあると思います。

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この記事へのコメント

サザエさん
2016年03月01日 16:43
そ~ですね~!!三月3日は女の子の節句、お雛様ですね~可愛い~女の子の子供さんが居るところは、御祝いをするんでしょうね~!! 楽しみですね~
2016年03月01日 20:29
うちも娘がいて、昔は飾ったものです。
昔は文字で季節などを優雅に伝えています。
のどかな感じがしますね。
枕草子を覚えていらっしゃるのですか。
2016年03月02日 02:59
いつの時代も季節の移り変わりの中で様々な行事を楽しみにしながら人々の暮らしがあったことを感じさせますね。人と人のつながりの中で歓びや楽しみを見出しながら過ごしてきたのでしょうね。どんなにコンピューターが発達した世の中でも、基本的には人間同士のつながりですね。
2016年03月02日 09:23
雛人形・・3月3日~
私には女の子がいません。
孫は4人ですが・・やっぱり女の子はいません。
女の子がほしいと願っていたのですが、私には縁がなかったようです。
帯広は大雪の後始末があちこちで行われています。
こうして春を待つのですが、北国は仕方ないですね。
2016年03月02日 10:35
サザエさん こんにちは。

ブログへ初めてのご訪問をいただき歓迎します。三月三日は女の子の大切なお祭りですね。健やかな成長と幸せを願って雛人形を飾ります。 私の家でも長女が生まれた時から写真で紹介している雛人形を飾りました。現在は娘の子供( 孫娘 )に受け継いでいます。
2016年03月02日 10:53
はるるさん こんにちは。

三月三日の桃の節句に飾る雛人形は、華やかで春の訪れを感じますね。 枕草子の一段目の春夏秋冬を追加で書き加えました。「 いとをかし 」「 あはれなり 」などのは独特の言葉で面白いと思います。文章を全て暗記している分けでなく少し覚えている程度です。
2016年03月02日 11:21
araraさん こんにちは。

おっしゃる様に季節に応じた色々な行事が催されます。日本は春夏秋冬の気温の変化が大きくて、その季節に相応しい様々なイベントがありますね。雛祭りは春の季節に良く合います。 人と人とのつながりの大切さは、その通りだと思います。
2016年03月02日 11:41
バク2さん こんにちは。

女の子のひな祭りの次は、男の子の鎧かぶとの武者人形を飾る『 端午の節句 』が五月にありますね。どちらも元気に育って欲しいと願いを込めて飾ると思います。

数日前から北国は吹雪と大雪で大変だったでしょうね。 私は寒さに弱く、春が待ち遠しくて早く温かくなって欲しいです。
2016年03月02日 17:29
お邪魔しています

御孫さんに取ってお雛様はキラキラと輝いて
見えるでしょうね~( ☆∀☆)

3月3日明日に控えて我が家の雛飾りは
押入れの奥にひっそりと。。。

妹も居て雛祭りを物凄い段飾りで飾るなんて
事は無く私が幼い時に母の母=御祖母さんが

お雛様…三人官女や五人囃子が60cm×60cm
位の硝子ケースに収まるコンパクトな雛壇を
てくれたので母は其れ以上の物を買わなか
ったもので(^^;)

平安時代は装いも暮らしも趣きが有って
女性も教養が豊かな方がおられた様で~

枕草子の三段目を現代文に訳して頂くと
その豊かな感性を文字に起し伝える能力
にも秀でおられた事が良く分かります。
あきさん
2016年03月02日 20:42
拙宅でも、去年3月に生まれた初めての内孫(女の子)のためにお雛様を用意して、ささやかながらお祝いの宴を催すことにしています。ただし、私どもの雛祭りは愚息の勤めの関係で5日(土)にしました。
嫁の両親も招いて楽しくやろうと思っています。
2016年03月03日 10:34
麗菜さん こんにちは。

今日は3月3日で桃の節句ですね。私の家庭では、「殿」と「姫」のペアになった『 親王飾り 』です。 麗菜さんのお家ではお祖母様が、可愛いお孫さんの為に三人官女や五人囃子も並んだ雛人形をご用意されたのですね。

写真の雛人形は長女が生まれ時に人形を作成する材料を買ってきて、女房が人形木型の表面の筋彫りに布の端を押し込んで衣装を着せて作りました。桐塑で作られた人形に十二単の衣装を着せるので、木目込人形(きめこみにんぎょう)と言います。金の屏風を背景にして、雪洞、三宝菱台、桜橘も飾ってあります。段飾りの豪勢なお雛様は高価であり、結婚当時に住んでいた団地住まいでは狭くて置けません。親王飾りで有れば小さくて部屋の家具の上に載せて飾れます。

おっしゃる様に平安時代の貴族の女性は教養も高く、源氏物語・枕草子・更級日記、等々の優れた文学作品がありますね。
2016年03月03日 10:54
あきさん こんにちは。

お孫さんの初節句おめでとうございます。 ご家族でお祝いの宴を催すのは楽しみですね。祖父にとって内孫の女の子は特に可愛いと思います。
2016年03月05日 17:28
高校の古文の時間で、枕草子、徒然草はほぼ全編を読みました。私の代まで、週3時間の古文がありましたから。年がばれますね。
2016年03月05日 19:06
孫娘の雛飾りを観て来られましたか!
私の孫娘などは、ペットの犬に夢中でひな祭りなど吹っ飛んでいました。
と言いますのも・・・誕生日ですから、ひな祭りとのかかわりをどうしているかなと思ったからです。
2016年03月05日 19:42
bt9さん こんにちは。

ブログへ初めてのご訪問を歓迎します。高校の時に古文の授業を受けた事を良く覚えておられる様ですね。私はこの年齢になり古文の素晴らしさが理解できる様になりました。
2016年03月05日 20:08
Tatehikoさん こんにちは。

ようこそブログへご訪問をいただき歓迎します。4月から小学一年生になる孫娘の家では、親王飾りと言う雛人形を飾っています。 お孫さんはペットの犬と遊ぶのが楽しいかと思います。お互いに孫は可愛いですね。
2016年03月05日 21:34
気持ち玉ありがとうございました。
我が家にも娘のお雛様があるのですが今年も飾っていません。毎年今年こそはと思いながらつい。
娘のところには飾られていたので一安心です。
女の子のひな祭りは華やかですね。
2016年03月05日 21:54
おひな様木目込みですか。すてきですね。
戦争で丸焼けの後に生まれたので、わたしの田舎ではおひな様を飾る家も少なかったです。もちろんわたしの家にもなかったのです。で、うちには息子しかいなかったので、結局今に至るまで縁がありません。で、こうやってよそ様のひな人形を見ては憧れています。お嬢さん今年から1年生ですか。うちの孫は去年そうでした。どうなることかととても不安でしたが、近所の人になんとかやっていくようですよ、って言われて、そう、最近この1年間の成長にはほんとびっくりしています。あっという間にできるようになるので、その一つ一つにつきあいたいですね。
2016年03月06日 10:27
みなみさん こんにちは。

ようこそブログへ初めてのご訪問を歓迎します。ハイカラさんのお花のブログをいつも拝見させて頂いています。雛人形も子供が小さい時は毎年飾りましたね。 現在は、みなみさんのお家と同じく長女の嫁ぎ先で孫娘の為に飾っています。
2016年03月06日 10:29
ののはなさん こんにちは。

おっしゃる様に木目込みの雛人形『 親王飾り 』です。 長女の初節句の時に初めて飾り、ママのお下がりで孫娘の雛人形として『 市松人形 』と共に嫁ぎ先で飾っています。子供の成長は早く感じますね。ちょっと前にはミルクを飲んでいる赤ちゃんだと思っていましたが、今春から小学校へ通う様になります。お互いに孫達の成長が楽しみですね。
2016年03月09日 00:16
お雛様の手前に並ぶ
お手製お雛様も、可愛いですね♪
「春はあけぼの…」から[冬はつとめて…」
学校で、暗記朗読させられました。

今日は、土手で土筆採りをする方を
見かけました。春ですねぇ。
2016年03月09日 11:20
風花さん こんにちは。

親王飾りの前に並んでいるのは、孫たちが婆ちゃんに教えて貰って、折り紙で作成した「 ひな人形 」です。枕草子の一段( 春夏秋冬 )を暗記朗読されたのは素晴らしいですね。三月になって少し気温も上がり春の訪れを感じます。
2016年03月09日 23:20
コメント遅くなりました。
枕草子の「三月三日」の文章が、
素晴らしいですね。
うららかな春の日の風景が、
時を越えて、目の前に蘇るようです。
因みに、我が家の雛人形は、
桃の花が咲く旧暦の三月三日まで
飾っておこうかと思ってます。
2016年03月10日 11:28
yasuhikoさん こんにちは。

平安時代の古典文学で優れた作品がたくさんありますね。昨日のBSテレビで女優の高島礼子さんが清少納言の足跡を解説した番組に出ていました。一条天皇の時代に中宮定子に仕えて、博学で才気溢れる女性であったと専門家との対談で語っていました。

旧暦であれば1ヶ月ほど遅くなるので雛人形を 4月まで飾る事ができますね。
2016年03月11日 18:46
3月3日は私の誕生日です。
小さい時から女の節句にうまれたのか~とよくからかわれました。
私が決める訳じゃーないのでしょうがないですよね。

多くの人が3月3日と聞いて誕生日を良く覚えていてくれます。
2016年03月11日 22:00
羅輝さん こんばんは。

桃の節句がお誕生日とは珍しいですね。66歳のお誕生日をおめでとうございます。 私は先月で満68歳になりました。お互いに高齢者の仲間入りをしており、健康を維持して余生を楽しみたいですね。
2016年03月14日 22:09
歌人は季節を楽しんでいるわけですね。おそらく彼らは寒い冬でさえ、風情を見出していたのでしょう。曇りの日や、雨の日も。「寒いなあ、暗いなあ」というのではなく、彼らはその中にあっても何か趣きを感じ取るのでしょうね。愚痴を転嫁するというアイデアは見習う価値がありそうです。
ところで、熟年さんは68になられるのですか。このブログを本にしたように、これからも何か目標を持って元気に邁進してください。
2016年03月15日 10:33
ヤシャスさん こんにちは。

平安時代の作家や歌人は四季折々の様子を、随筆や和歌集で表現していたと思います。おっしゃる様に春夏秋冬の自然の変化を楽しんでいますね。心に余裕があり精神性の高い人は、愚痴を言わずに上手に受け止めて高い次元で昇華します。見習いたいですね。

「 光陰矢の如し 」と言う諺ありますが、気が付けばこの歳になりました。お気遣いを有難うございます。年齢を意識せずに心の若さを保って、次の目標に邁進したいと思います。