六道輪廻について。

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この夏に咲いた朝顔です。

六道とは、地獄界、餓鬼界、畜生界、修羅界、人間界、天界という六つの迷界を指しており、人間が六道の間を生まれ変わり死に変わりして迷妄の生を続けることを言っています。

お盆の時期にお墓参りに行くと六体のお地蔵様が墓場の入り口に並んでいます。それぞれの地蔵菩薩が六道に派遣されて迷える衆生を救う役目を果たしています。特に水子や幼い子供が亡くなって、賽の河原で母親が恋しくて泣きながら石を積み上げていると、鬼がやって来てせっかく並べた積み石を崩してしまいます。そこへ地蔵菩薩が現れて鬼を追っ払い、幼子を救うという話があります。地蔵盆と言う『 子供の為の伝統行事 』はこの由来から行われています。

どの世界に行くかは生前に行った善行と悪行によって決まります。更に生前の意識の進化レベルがどの領域界かによって行き先も決まります。そして、自分がどの様に生きて来たか?その積み重ねの結果、必然的に六道のどの世界へ行くかは、自分の『 魂 』に相応しい世界へ自ら進んで赴きます。つまり、仏教の六道輪廻とは自己の意識が創り出す世界です。

1.他者を著しく虐げたり殺人をした人は『 地獄 』の世界に行く。

2.食欲や物欲のみで生きて来た人は『 餓鬼 』の世界に行く。

3.本能で生きてきた人は『 畜生 』の世界に行く。

4.争いの好きな人は『 修羅 』の世界に行く。

5.四苦八苦のこの世界で大過なく生きて来た人は再び『 人間 』の世界に戻る。

6.多くの善行を積んだ人は『 天界 』へ行く。

どの世界に行くかは各人が生前の『 行為・言葉・意識 』の結果によります。死ぬ間際になってから全てを改める事は至難の技と言えますし、一足飛びに高い世界に行く事は無理だと考えられます。肉体の無い『 霊的な意識 』だけに成れば、『 赤裸々な本心 』だけとなり自己の好む世界に引き寄せられると考えられます。したがって、死後に自分が向かう世界は自分自身で決めることに成るでしょう。邪悪な人、善良な人、それぞれの意識に相応しい世界に赴きます。

六道輪廻には更に四段階の上の世界があります。声聞界、縁覚界、菩薩界、仏界、と言います。魂の進化に努力した人 ~ この世の真理を極めた人( 悟りの境地に達する )の最上階まであります。人生の意義を求めて真摯に生き、仏法に触れてその教えの中で生きる事が大切と言えます。

あの世では同じ意識レベルの人々が集まるので、魂の向上や進化は出来ません。この世の物質世界では善人、悪人、聖人、と色々な意識レベルの人々が同じ肉体を纏って混在しています。人間に生まれ出てからは10段階の意識レベルにある人々の中に交わっているので、魂を進化させていく事の重要性を悟り、自己を霊的に成長させる事が大切と言えます。

この世には、智慧が深い人もいれば、愚鈍な人も、優しく善良な人も、利己主義で邪悪な人も、十人十色存在します。現世の生活を楽しんでいる人々や生きる事に精一杯の人々は、人間の生き方を深く考えて死後の事まで持ち出すのは理解出来ないかも知れません。この世は『 魂の修行の場 』として前向きに考えて、人生の苦労を乗り越えれば『 魂の成長 』となります。

余談

仏教の開祖はお釈迦様で、ブッダガヤの菩提樹の下で瞑想して悟りを開きました。その説法は、初転法輪で表している四聖諦や八正道及び無明~老死に至る十二因縁の関係性等々あります。智慧を磨いて宇宙の原理と一体になるのが基本です。自分の努力で自分を救うと言う『 自己完結 』の教義です。入滅時の御言葉は『 自灯明・法灯明 』です。仏像の様な信仰の対象物や、キリスト教やイスラム教の様な『 絶対的な神 』などは認めていません。更に、膨大な仏教経典や沢山の仏像などは、後世の信者が新たに創作した物です。

大乗仏教はお釈迦様の教えとは明らかに異なります。そして日本の仏教儀礼や慣習は、道教や儒教からの拝借や古来からの神道の要素が沢山あります。但し、密教では宇宙と小宇宙である私たちが完全一致した時に、梵我一如の境地に達して生きたまま仏となる教義もあります。

医師からご臨終を告げられると、僧侶に戒名を授かり枕経を唱えて貰って、大勢のご先祖様のいる世界へ旅立つと言うのが日本の伝統的な風習です。四十九日の中陰を過ぎてから霊魂が『 あの世 』に行く事になります。そして六道輪廻の世界では無く、最上階の悟りの境地である『 仏界 』に行くと言う話になっています。つまり死んだら誰でも『 仏 』になり最上階へ行く事が出来る。信じる者は救われる。日本の仏教はお釈迦様の教えとは異なり、寛容な宗教になっています。

仏教には沢山の守るべき戒律があり、このブログで十善戒や六波羅蜜等について具体的に書いた事あります。

『 霊魂は物理的にどの様なものか? 』そして『 あの世は何処にあるのか? 』の真実を知りたいと常々考えて来ました。これは科学的な解析と宗教的な教義との融合と言えます。このブログでは過去に「 科学 」「 宇宙論 」「 神秘学 」等々のテーマに分けてその考え方を少し書いてきました。

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この記事へのコメント

2016年08月28日 21:57
久々のアップですね。六道輪廻、ぐるぐる回っていつまでたっても学習ができない、悲しいかな、これが人間の普通の姿です。悟りへの道は本当に遠いですね~~~! でも自分が六道の中にいることが意識できることそのものが、ちょっとは成長なのでしょうか?
2016年08月29日 10:32
araraさん こんにちは。久し振りに投稿しました。

六道輪廻から離れて更に次元の高い境涯( 声聞界→縁覚界→菩薩界→仏界 )に向かう事を目指すのが仏教徒の理想と言えます。最終目的は解脱であり、悟り( 涅槃 )の境地と言われています。

おっしゃる様に六道輪廻の中にいる事を意識して、仏法を学んでその戒律を守ろうとする意識は魂の成長を促す事になり、『 声聞界・縁覚界 』の次元にいる事に成ると思います。更に『 菩薩界 』は仏の使いとして迷える衆生を救う役目を果たしている状態ですね。

仏教経典は哲学的な内容で難しい漢字で書かれてあるので理解が困難だと言えます。そこで、目に見える形の観音像・菩薩像・如来像と言った仏像を作成して、信者にも分かり易くしています。
2016年08月31日 22:21
六地蔵さんを、お寺や街のはずれで
見かけると、何かホッとするものを感じます。
『笠地蔵』の昔話にあるように、
いつも庶民の信仰の対象だったからでしょうか。
六道の全てにおいて、迷える衆生を救おうと
なさるなんて、有難くも心強い存在ですね。
2016年09月01日 09:03
yasuhikoさん こんにちは。

お地蔵さんはお寺や町はずれで良く見かけますね。日本の民間信仰の道祖神として『 子供の守り神 』としても信じられています。お釈迦様の入滅後、56億7000万年後に弥勒菩薩が出現するまでの間、現世に仏が不在となるため、その間、六道(地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人道・天道)を輪廻する衆生を救う菩薩であるとされています。
2016年09月01日 11:45
こんにちは。
お盆の時期はもちろん、平日でも婆ちゃんと一緒にお六地蔵さんにお経をあげて、お菓子差し上げてた幼い頃の私。穏やかで優しく静かなひとときでした。自分の子供たちには、あんな豊かな時間を与えてあげることは出来ずにいます。
ただただ迷いながら、今を生きるので精一杯の日々です。
2016年09月01日 15:03
うきさん こんにちは。

お地蔵様の真言は『 おん かかかび さんまえい そわか 』です。大きな慈悲心で迷える衆生を救って下さる菩薩様です。幼少の頃にお祖母さんと一緒にお地蔵さんの前でお経を唱えられて良かったですね。おっしゃる様にお経をあげると、心が穏やかになり、心が清められる気がしますね。
2016年09月01日 21:05
大乗仏典は二次的に書かれたものであると、認識しておられて、同意いたします。仏典は「大蔵経」=「三蔵」ですね。私はその中でも最も早い時期に書かれた「律蔵」に関心を寄せています。
一部読みやすく訳された「ブッダの生涯」~講談社~というのは読んだのですが、これから南伝大蔵経及び、英訳テキストを参照してみようと思っている次第です。
2016年09月01日 22:57
ヤシャスさん こんばんは。

お釈迦様の説法は仏弟子たちの記憶と暗唱によって受け継がれてきました。入滅後に大勢の仏弟子達が集まって『 結集 』と言う作業をして仏典を編集しました。以前にこのブログでご紹介した法句経( ダンマパダ )・経集( スッタニパータ )及び阿含経等は最も古い経典( 原始仏典 )で、お釈迦様の実際のお言葉に一番近いです。律蔵は三蔵の一部で僧団内の規則をまとめたものですね。南伝大蔵経や英訳テキストを読まれるとは素晴らしいです。
2016年09月02日 20:23
おんかかかび~~言うてました!全く意味も分からず、婆ちゃんの真似してるうち自然に覚えて、一緒に拝んでました。あと、「おんおんあぼきゃ~べろしゃのまかぼだら~~」も。懐かしく思い出しました。
2016年09月03日 09:50
うきさん おはようございます。

幼い頃に小生も、祖母が仏壇の前で毎朝に唱えていたお経は今でも良く覚えています。音楽の様な独特のメロディーがありますね。『 おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだらばに はんどば じんばら はらばりたや うん 』は『 光明真言 』ですね。光明真言を唱えると災難を避ける事ができて、先祖供養にもなります。