余剰次元とホログラムについて。

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川遊びをしている白鷺です。散歩の途中で撮影。

この世には見えない次元が存在すると言う、ホログラフィー宇宙モデルと言う理論があります。デビッド・ボームが提唱した理論で、インプリケート・オーダー( implicate order )と呼び日本語で『 暗在系 』と言います。この次元には、物質・精神・時間・空間の全てが渾然一体となってたたみこまれて一つに成っているとの理論です。
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デビッド・ボームは米国の理論物理学者でマンハッタン計画にも影響を及ぼして、哲学や心理学にも造詣が深い人でした。
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物体にレーザー光線を当て、その反射光と元のレーザー光線との干渉縞をフイルムに記録する。そのフイルムにレーザー光線を当てると最初の物体の像が現れる。フイルムを半分にしても十分の一にしても、不鮮明になるが全体の像は現れると言うのがホログラムです。お札やカードに添付されている銀色に輝いて、見る角度で文字が浮かび上がる事はご存知かと思います。

ホログラムの干渉縞フイルムには、見えない次元である『 暗在系 』のパターンが次元を一つ減らして保存されていると解釈する事が可能です。フイルムの一部分に全体の像が含まれているのを数学的には『 直交変換 』と言います。

宇宙は巨大なホログラムで出来ており、『 人間の脳 』はホログラムの一部として共鳴して量子状態から脳神経のシナプスに作用し、思考や視覚として認識していると考える事も出来ます。

一方、五感で認識できるこの世の物質をエクスプリケート・オーダー(explicate order )『 明在系 』と読んでいます。そして素粒子はその中間に位置して両者を行き来すると考えられます。粒子と反粒子が生成と消滅する様に見えるのは、暗在系と明在系 を往来しているとの考え方です。その境界線がプランクスケール (10のマイナス33乗cm)です。素粒子の微少な領域では、この世の物質の世界と暗在系の世界を自由に往来できると解釈できます。

私達は、この世と言う三次空間の大きなサイズで住んでいるので五感で認識する事が出来ます。しかし、極微のミクロなサイズになると直接に見えなくなり存在が不確定で色々な不思議な現象が起きます。

余剰次元の話を以前にしましたが、この『 暗在系 』と言う次元がもし追加の次元で有れば整合性が取れると思います。新しい次元には時間や空間の概念が無く、微小な一点にも全ての世界が含まれている事になります。人間の思考範囲を超えますが、この世とあの世の二つの世界が表裏一体に存在していると言う話になるでしょうね。

但し、この理論も観測や実験により証明される事が必要です。余剰次元に存在するかも知れないと言うダークマター( 暗黒物質 )についても同様で、未だ科学的に証明されたと言う報告はありません。仮定や推論で構築する理論は、実際の厳密な測定データで示される必要があります。しかし別世界の様子を、この世界の人間の思考形態と言語や数式で表せるのか?と言う疑問が残ります。

少し横道に逸れますが『 神秘学 』からのアプローチで次の様な話があります。

アカシックレコードは宇宙に存在する意識のネットワークと言う話があります。『 世界で起こったあらゆることが記録されている 』と言い、変性意識状態のリーディングにて膨大なデータベースにアクセスして情報を得る事が出来ると言う理論です。インドに有るアガスティアの葉も良く似ています。

インプリケート・オーダーの『 暗在系 』は、仏教思想の『 空 』に類似しており、心理学の集合的無意識( 民族や人類に共通する意識 )とも関係する理論だと思います。

余剰次元は数式で表わせますが、現実の三次元空間に生きている我々にとって物理的に観測も測定も出来ない別世界です。但し重力だけは影響を及ぼすと言う科学者の見解もあります。過去・現在・未来の区別は無く全ての物が混沌とした世界で、因果律も成立しない可能性があります。始まりや終わりも無い世界と言えます。

これらの解釈は『 華厳経 』を読み解くと書かれてあります。一個の塵に全宇宙が宿ると言う世界です。更に、空海が青龍寺で恵果阿闍梨に『 仏は何処におわしますか? 』と尋ねたところ、其処にも此処にも至る所に居ると答えています。この理論は部分の集まりが全体と成り、部分にも全体が含まれていると言う『 矛盾した 』結論になります。量子力学の世界と同じ不思議な矛盾点を含んでいます。これを科学的に証明するには、余剰次元の導入が必要と考えられます。

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この記事へのコメント

2015年07月29日 17:47
こんにちは

私でも音を上げる暑さの日々
今日も扇子を広げました
折りたたまれた次元を開いて
脳細胞に風を送ってみたいですね
先日油井さんのISSへの旅立ちを
パブリックビューイングで見ました
ダークマターの研究が
進むといいですね

2015年07月29日 18:30
こんにちは~♪ 興味シンシンですが

私の頭ではまったくわかりません

ああ~そうなんだと記憶に一部をとどめた程度ですが

なんだか科学に首を突っ込んだような

不思議な気持ちです

またいろいろ 教えてください
2015年07月30日 09:52
無門さん こんにちは。

暑い日が続きますね。部屋で過ごす時はエアコンは我慢して窓を開け、なるべく扇風機を回しています。

宇宙飛行士の油井亀美也さんがソユーズ宇宙船に乗り、7月23日に国際宇宙ステーションへ無事に搭乗して、宇宙での活動と色々な実験が始まりましたね。45歳で『 中年の星 』と言われています。無重力状態のマウス飼育や宇宙線の防護材料開発等の研究成果を期待したいと思います。

余剰次元の話は、『 超ひも理論 』にも出てきますね。プランクスケールより小さい領域で折りたたまれていると言う理論です。ダークマターの検出と同様に、実証は大変難しいと考えられます。色々な実験手法で現在研究されています。
2015年07月30日 10:17
H.Rさん こんにちは。

余剰次元と言う未知の話を、科学と宗教の両方からアプローチしています。私はどちら共に専門家では無いので、表現に誤りがあるかも知れません。非常に難解なテーマで理解が困難かも知れません。

夏の行事のお盆が近づいて来ましたね。今回のテーマは、先祖の霊があの世から帰ってきて家族と一緒に過ごし、また帰っていくという日本古来の信仰に基づく行事と関係あります。
2015年07月30日 10:49
毎日暑いですね・・・・心も体も溶けてしまいそうに暑いです。
私の心の中の「ダークマター」・・・・自分ではどうにもならなくて、日々もがき苦しんでいます。
そんなことはお構いなしに、世の中は、世界は、日々変化を繰り返しながら進んでいく・・・・「ダークマター」・・・私も以前「コズミックフロント」を見て知りました。
他にも宇宙には様々な現象というか、科学的真実というものが沢山あるのですね。
私がこの世からあの世に渡ったら、見えてくるのかなあ・・・。
2015年07月30日 16:10
あきさん こんにちは。

連日の暑さで外出もままなりませんが、熱中症や体調に気を付けられ健やかにお過ごしください。私は家の中でも頻繁に水分を補給しながら過ごしています。

心の中のダークマターと言うお話をお聞きして心配しています。私も高齢者の仲間入りをしており、お医者さんの世話になったり、薬を飲んだりして若い時のように成らない事もあります。

恐縮ですが、仏典の内容の一部を再度ご紹介したいと思います。お釈迦様は『 この世の一切は苦であり無常であると見極めて、人間として生まれた不思議さと希少な運命に気づき、生きる喜びと有難さを持って過ごす様に説法しています。』

『 あの世 』や『 輪廻転生 』を科学的に証明できる事を期待しています。
2015年07月31日 16:49
科学の最先端の研究と、
仏典にあるものの見方との間に
共通点が見られるのは面白い事ですね。
大昔から、人間の想像力には
限界というのが無いのかも知れません。
2015年08月01日 09:39
yasuhikoさん こんにちは。

量子論や最新宇宙論は東洋哲学と一致する見解が沢山ありますね。仏典・ウパニシャッド哲学・易経、等々で述べられている『 この世の姿 』は最先端科学に近いものがあります。おっしゃる様に人間の想像力は素晴らしいものがあり、科学技術の進歩によりSF( 空想科学小説 )と言われる事も次々と実現していくと思います。
2015年08月13日 02:14
「1個の塵に全宇宙が宿る」という
フレーズを拝読した瞬間、
「一流の創造家は、
自然の中より、インスピレーションを得、
何かを見出す」的な内容の言葉を聞いたのを
思い出しました。

科学結果の証明の術が現在以下だった昔に、
作られた曼荼羅とかを、
プログラミング化したら
宇宙のプログラミングと合致する点が
あるんでしょうかね?


2015年08月14日 14:14
風花さん こんにちは。

おっしゃる様に芸術家は自然の中から「 ヒント 」を得て新しい作品を創り上げる事がありますね。

曼荼羅( 胎蔵界・金剛界 )は大日如来を中心に諸仏諸尊が描かれており、密教の宇宙観を絵画により視覚的に表しています。宇宙の構成要素である六大( 地・水・火・風・空・識 )の性質と働きによって人間を含めた宇宙の全てのものは、この世に生まれ生きているとの教義です。従って現在の科学的( 宇宙論や量子論 )な見解とは異なります。しかし、両者は異なる視点から人間が考えて創りあげたものであり、宗教と科学の最終到達点は同じと考えられます。

曼荼羅の絵画をコンピュータ言語と数式にてプログラミングは無理でしょうね。宇宙の現象については方程式と数値で、ある程度シミュレーションは出来ると思います。